薄毛・脱毛とミトコンドリアの関係
脱毛とミトコンドリアには深い関係があった!
脱毛の原因について
脱毛が起こる原因として、主に4つの原因があげられます。
1.頭皮生理機能の低下
2.毛根部の新陳代謝の低下
3.ストレス要因(円形脱毛など)
4.栄養不足(無理なダイエットなど)、薬物による副作用
人間はもともと、頭皮が健康な状態であっても1日に平均70本〜100本自然脱毛が起こりますが、上記のようなことが原因で、多くの髪が抜けてしまうことがあります。
ストレス要因や栄養不足が原因の場合は、頭皮の問題だけでなく、普段の生活習慣や持病など多くのことが関わってきますので、ここでは主に頭皮の健康状態が原因となっている、頭皮生理機能の低下と毛根部の新陳代謝の低下の項目について、どのようにして脱毛が進んでいくのかを説明します。
脱毛はどのようにして進行するのか?
まず、頭皮毛細血管の血流が悪くなります。血流が悪くなると血液中に男性ホルモンがたまります。そうすると皮脂腺の働きが活発になり、皮脂が頭皮、毛のうに過剰に分泌されるようになります。そして毛のうが根詰まりすると、毛が抜けてしまうのです。
脱毛の種類
では次に脱毛の種類についてみていきましょう。
1.円形脱毛
精神的影響、ストレスが原因で起こってしまい、比較的治りやすい脱毛です。
2.脂漏性脱毛
皮脂が酸化して過酸化脂質による脱毛です。
3.分娩後の脱毛
分娩後に毛が抜けてしまう症状です。一年以内に復活します。
4.薬剤による脱毛
制ガン剤・抗生物質などによる脱毛です。
一口に脱毛といっても様々な種類があるので、自身がどれにあてはまるのかしっかり理解しておきましょう!
ミトコンドリアの活性が毛乳頭細胞に活性化につながる
一部の研究によるとミトコンドリアの活性化が髪の毛の元となる毛乳頭細胞の活性化に繋がるといわれています。
その研究では毛乳頭細胞には繊維状のミトコンドリアと円形のミトコンドリアが存在し、その中でも繊維状のミトコンドリアが髪の毛の成長に関係していることが明らかとなりました。
これまでは毛乳頭細胞に存在する「PDGF-AA」という成長因子が髪の成長に直接影響すると考えられていましたが、この研究ではPDGF-AAは毛乳頭細胞に直接働きかけるのではなく、ミトコンドリアを活性化させていることが判明。つまりPDGF-AAが活性化させたミトコンドリアが毛乳頭に働きかけることで、育毛の効果が得られるのです。
つまり、ミトコンドリアを活性化することは、薄毛・脱毛の改善につながると言えます。